SPECIAL CONTENTS
芸術と社会貢献
コミュニケーションを大切に、生活を豊かにするデザインを。
プロジェクトを通して地域・企業とつながり、社会に触れるKYOBI生。
芸術・建築の観点から社会に貢献するため、今求められていることとは?
企業との連携プロジェクトに参加して
学んだことはありますか?
先生:
企業と関わる経験はどうでしたか?
学生B:
デザインについて、華やかな雰囲気にしてほしいという要望に合わせて制作すると、方向性が違うと指摘を受けました。
先生:
それが難しい部分です。「華やか」というワードに対してどのようなイメージを持っているのか、事前に認識の差を減らす必要があります。
学生C:
はい。修正依頼を受け、立体的に組むことで華やかに見せつつ、商品がしっかりと目立つことを重視しました。
学生D:
私たちは 「山本太郎×清水寺~願いを飛ばす風船プロジェクト~」に参加しました。ニッポン画家の山本太郎氏の絵画をモチーフにした作品を制作し、清水寺に展示しました。
学生E:
班ごとに案を出し、絵画「羽衣バルーン」を立体で表現しました。ポイントは、参加者に「祈り」をバルーンに書いてもらう、参加型の展示としたことです。
学生F:
SNSを通して多くの人に知ってもらえるよう、写真映えすることも重視しました。
先生:
イベントまでの準備は大変だったと思いますが、イベント当日はどうでしたか?
学生D:
自分たちが制作した作品を見た感想を直接聞くことができ、楽しんでいる姿を見ると何物にも代えられない達成感がありました。
プロジェクトで学んだことを、
社会でどのように活かしていきたいですか?
学生B:
企業の方とやり取りをするのは、初めての経験でした。要望に合わせて制作する際、要望の本質はなにかをしっかりと追求する大切さを学びました。コミュニケーションを密に取り、イメージを共有しながら制作できるデザイナーになりたいと感じました。
学生D:
私は、初めてリーダーを経験しました。チームで役割を分担し、連携する力が身に付いたと感じます。将来も、コミュニケーションを大切にしていきたいです。
学生F:
今回、さまざまな領域の人が集まり、得意分野を活かして制作に取り組みました。私の専攻はデザインなので、木材加工の工程では木工専攻の人に助けてもらいました。
先生:
芸術で社会に貢献する方法は作品を制作するだけではありません。社会では、さまざまな人とコミュニケーションを取り、組織の中で自分の能力をどのように生かせるのかを考え行動する力が問われます。今回経験したことを、今後に活かしてほしいと思います。
学生A:
「『乙女の祇園祭』販促演出プロジェクト」に参加しました。祇園祭を盛り上げるグッズを販売する企業とコラボし、私たちは店頭のディスプレイを担当しました。