SPECIAL CONTENTS
KYOBI生の学びレポート
「ゼロからのスタートでも大丈夫?」「講義についていけるかな?」
そんな受験生の不安を解消するため、KYOBI生が自分の経験をレポート。
高校時代の自分から、各学年での学びまで、数々のエピソードを交えながら振り返ります。
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INTERVIEW 02
「ものづくりが好き」という
気持ちを大切に、進路を選択。
初めてのことに挑戦し続けています。
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大坂 朱音さん
芸術学部 デザイン・工芸学科 CULTUREデザインコース 3年生
鹿本高校(熊本県)出身
[取得資格]
2級インテリア設計士/
Illustratorクリエイター能力認定試験スタンダード/
Photoshopクリエイター能力認定試験スタンダード/色彩検定2級
高校生のときは…
幼少期から裁縫や木工が好きで、人形の服や家を作って遊んでいましたが、高校生活ではバドミントン部での活動に一番力を入れていました。個人競技のスポーツに憧れ、高校で初めて挑戦したバドミントンでしたが、負けず嫌いな性格もあって、休憩中も壁打ちやサーブ練習に励むなど練習に没頭。先輩から可愛がってもらい、最後はキャプテンにも推薦していただきました。
進路について、一時は安定した収入のため看護師や心理士も考えましたが、「本当に好きなことでないと続かない」と感じ、“ものづくり”を学べる道を選択。KYOBIはデッサンなどの実技がない入学試験もあったので、これなら自分の得意科目で頑張れると考えて受験しました。
1年次での学び
KYOBIでは、2年次の後期までコース選択に余裕があり、まずは、幅広い学びを経験できます。初めてのことばかりでしたが、遠近法の知識やIllustrator・Photoshopを使ったポスター制作のスキルなど、先生の丁寧なサポートのもと実践に繋がる基礎を学ぶことができました。
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構成基礎演習「点と線と面による構成」
丸や四角、直線や曲線など与えられた条件の中でデザインを考え、単色で着色する課題です。色のコントラストを意識して、一つひとつの色が際立つように工夫しました。とてもシンプルな課題ですが、だからこそバランス感覚が試されます。鉛筆の持ち方で線を描く時に伝わる力が大きく変化し、表現できる濃淡の複雑さを実感しました。デザイン系の高校に通っていた人や美術予備校に通っていた人と差を感じ、悔しい思いもしましたが、先生は良いところを褒めながら基礎から教えてくれました。先生と一対一で密接に関わることができるのは、KYOBIならではの魅力です。
2年次での学び
これまでの平面的な学びを活かしつつ、立体的な作品にも取り組むようになりました。造形物を作る実践的な課題と合わせて、「Fusion」という3Dソフトを使うパソコンの授業もあります。絵を描くだけではわからない、3次元で形作ることの難しさを感じました。
造形基礎演習Ⅱ「紙立体照明」
光源や紙を自分で選び、オリジナルの照明器具を作る授業です。私はじんわりとした温もりのある照明を作りたかったので、光源はオレンジ色を選択。また、和紙を手でちぎり、細くなったものを三つ編みにして、最後は端と端を束ねて輪にするという手法で傘の部分を作りました。何度も和紙が千切れて苦戦しながら、提出期限の間近まで根気よく作業したのを覚えています。
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3年次での学び
私が選択した「CULTUREデザインコース」は、一番表現の自由度が高いコースです。私は昔から好きだった「裁縫」で作品作りに取り組んでいるほか、3Dソフトや動画編集ソフトを使ったアニメーションの制作にも挑戦しています。KYOBIには、さまざまな分野に挑戦できる環境が整っていると思います。
専門実習Ⅱ「プロモーションデザイン」《娯楽餃子》
テーマは「娯楽」。自分の好きな表現で制作に取り組める課題です。私は、みんなが大好きな餃子の中に自分の大好きな甘いものを詰め込んで、癒しを与えるクッションを制作しました。この課題では、ケーキのクリームやコーヒーカップの質感の表現に苦戦するなど、イラストを立体で再現することの難しさを学びました。機会があれば、布に絵の具などで着色して餃子の焦げ目を付け足してもいいな、と思っています。
受験生へのメッセージ
美術大学と聞くとハードルが高いように感じますが、そんなことはありません。KYOBIは専門的な知識や技術がなくても入学できますし、基礎的な部分から応用まで学べる大学です。そして、助けを求めている生徒に親身に寄り添い、意見をくださる先生方がいらっしゃいます。大学でどう成長できるかは、自分次第で変えられます。現状に引け目を感じず、等身大の自分で頑張ってほしいです。
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Pick up
ゼロからのスタートでも大丈夫、
自分の可能性をたくさん知ることができる場所。
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小さい頃から何かを作ることが好きではありましたが、美術的な知識や技術は大学に入学して、一から身につけました。特に、画像編集、動画編集、平面や3Dのデザインなど、さまざまなソフトを使えるようになったことは大きな成長でした。
また、この大学で友人と出会い、人と話す楽しさを実感することができました。KYOBIは、表現の手法だけでなく、多くの人と関わる中で、自分の視野を広げることができる場所だと思います。
プロジェクト演習「murmur coffee kyotoの椅子づくり」についてはこちら