建築学科教員の井上晋一です。私のゼミでは4年生と修士を合わせ13名が在籍しています。
ゼミ生は卒業設計と修士設計に取り組んでいます。現在2月の最終提出に向け、4年生及びM2の学生が頑張っています。
今回は、主に4年生の活動についてお伝えしたいと思います。
4年生は前期に建築デザイン演習Ⅲ、後期に卒業制作の授業をゼミという形で履修します。私のゼミでは都市・建築空間にあるオープンスペースや共用空間などの中間領域に焦点を置き、その場におけるアクティビティや交流の発生について研究を行っています。特に空間同士の繋がり方や関係性に着目した設計手法を検討しています。
ゼミの風景(W211号室) ー ゼミでの司会・議事禄作成・発表順を決めるためのあみだくじ(ホワイトボード)
前期の建築デザイン演習Ⅲでは卒業制作につながるテーマを見つけるために「住宅再考」という課題を行いました。なるべく、自分の興味のある内容や都市や建築について疑問に思うことなどを議題に挙げ、全員で議論し知識を共有しました。また、一連の設計手順や設計製図ツールであるBIMの活用方法についておさらいをしました。
前期課題の例(風を感じる家 -故郷に建てる母の家-)
前期課題の例(Light Induction Houseー 弱視の母親のいる家族への家 ー)
前期課題の例(寝屋川MODERN ー音楽と住宅の共生ー )
前期課題の例(OPEN DINING)
後期の卒業制作ゼミでは前期に考えた住宅テーマを発展させ、卒業制作の課題設定を各自行っています。前期同様、学生間での話し合いを重視し、様々な事例紹介や学会論文等のリサーチを共有しました。また、卒業制作のテーマに類似する建築物の見学や敷地調査にも訪れました。
卒業設計における建築物緑化の勉強のため実験集合住宅NEXT21を見学
先輩(修士学生)からアドバイスを受ける4年生達
提出まで後1ヶ月をきり少々焦り気味の4年生達
正月も明け、提出まで1ヶ月を切りました。そろそろ頑張らないと卒業制作が終了しないでしょう。皆さん頑張ってやり遂げて下さい。
(教授 井上 晋一)