KYOBI BLOG

建築学部

砂川研究室の紹介 2024

 こんにちは。建築学部教員の砂川です。研究室の紹介をさせていただきます。

 教員の活動としては、都市の住まいや町並みに関する研究に取り組んでいます。また職人の関心から修理現場に通い歴史的な木造建築物のつくられ方について学んできました。こうしたことから私の研究室では社寺や民家などの建物や都市の成り立ちに関する歴史的研究をしています。研究は史料の収集や建物の実測等の成果に基づくものとしています。 次に昨年度に卒業した学生の論文タイトルをご紹介します。

2023年度 卒業論文タイトル(建築史研究室・砂川晴彦)

  • 大道 彩音 近世門跡寺院における書院群の室構成と儀式空間に関する復元的研究〜山科毘沙門堂を対象として〜 [優秀賞]
  • 井上 雄斗 沖縄北部の集落の屋敷構えに関する調査報告~屋我地島の内海沿い集落を対象として~
  • 金田 拳汰 京都における密教本堂の近世化に関する調査研究~外陣・礼拝空間の意匠を中心に~
  • 栗原 太郎 正保城絵図を用いた本丸における櫓建築の配置形式に関する資料化的考察
  • 谷口 依里 奈良今井町における町人の屋敷空間に関する研究~江戸時代の集まって住まう仕組みの解明~ [優秀賞][審査員特別賞]
  • 友寄 安理沙 戦後那覇の復興した町並と建築に関する調査報告~平和通り沿いの二階建て木造建築の遺構を基に~ 
  • 西澤 直 近世京都の町規則における業態・身分の規制よりみた都市空間の分布図的考察
  • 西村 楓 近世の西国城下町人地の住居形態に関する一考察~九州佐賀の唐人寺町を対象に~
  • 藤田 蒼士 近代尾道の旧陣屋街区における土地所有と町屋に関する調査報告~西国街道沿い旧井上吉兵衛邸を対象に~
  • 水上 碧純 戦前期の災害復興事業による地方の町場の近代化と住まいに関する調査研究~富山井波にみる近代の町並みの再評価を目指して~ [佳作]
  • 吉岡  諒 昭和初期における天理外国語学校(現・天理大学) のキャンパス形成と建築物に関する考察

 これらは幸いたくさんの方からの調査協力をいただき作成できました。誠にありがとうございました。本年度の研究活動としては史料の収集調査を中心に取り組んでいます。また研究成果の公表に努めています。

 充実した成果を期待しています。

(講師 砂川 晴彦)

根來研究室の紹介 2024
一覧へ戻る
建築設計演習ⅡB 伝統建築領域