KYOBI BLOG

芸術学部

博物館実習~梱包実習篇~

 

こんにちは。

本学では、学芸員資格が習得できる学芸員課程を選択できます。

1年生~3年生では、様々な講義を受講して博物館の基礎を身につけ、4年生では学内実習・学外実習を通して実践的な学びを行います。

 

今回はそんな博物館実習の様子を少しお届け。

行う作業は梱包です。

美術品や文化財を運送する際に、外部の衝撃や振動などによる破壊を防ぐための重要な作業なのです。

 

実際に作品を梱包していきます。その対象の作品は、なんと前年度の卒業制作。

梱包後は卒業生の元まで輸送されるという、重大な任務です…!

 

先輩方の作品を梱包するということで、やや緊張の影が見える学生たち。

先ずは梱包資材の綿布団から制作開始。

薄葉紙やエアキャップ、綿布団で作品をしっかり包みこみます。

     

 

ダンボールも作品の寸法に合わせて変形させます。

 

これはダンボールに作品を入れ、その周囲も綿布団で覆う最中の写真です。

この作品は首元が弱いので、しっかり綿布団で包んであります。

 

約2時間かけて、6作品を丁寧に梱包しました。

なかなか大変な作業でしたが、達成感をもって終了する事ができたようです。

良い経験になりましたね。

 

これからこの作品たちは、随時発送され、製作者のもとへと帰って行きます。

 

🈡

 

美術工芸学科 助手 古閑謙太郎

 

偶然性を誘発するかたち
一覧へ戻る
「陶芸」って実は・・・・