デザイン領域 インテリア・空間デザインコースの担当教員の安藤です。
少し遡って、前年度の2年後期の実習の課題「角材椅子のデザイン」をご紹介します。
この課題は、35ミリ角の角材(1メートル)10本以内で構造的に座れる椅子(座面は異素材でもOK)を制作するというものです。
まずは各自アイデアスケッチでオリジナルデザインに挑戦し、縮尺1/5の模型を制作することで、構造や強度などを検証しました。
全員の模型から人気投票で選ばれたもの(5点)を原寸の座れるイスとして、工芸領域の木工担当教員の指導で制作しました。
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【5分の1の模型の講評会 】人気投票で原寸で制作する椅子を選びます。
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【講評会で選ばれた模型たち】座面はひもを使用したものが多いですね。
![](https://www.kyobi.ac.jp/wp-content/uploads/2022/05/d1f1bc27d0d8666b0d0a6df3e512dea0-1.jpg)
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【原寸で制作された角材椅子】この椅子は座面が浮いている構造ですが、ちゃんと座れます!!
![](https://www.kyobi.ac.jp/wp-content/uploads/2022/05/ishibasi03.jpg)
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【5脚の椅子の集合】それぞれの椅子に作者が座って記念撮影
![](https://www.kyobi.ac.jp/wp-content/uploads/2022/05/8ffe485458a122d20eedb7daa6c427d8.jpg)
![](https://www.kyobi.ac.jp/wp-content/uploads/2022/05/880374e750cdaf9f713b65c2424c6bb7.jpg)
2年次の後期の約1ヶ月の実習でしたが、スケッチから図面、縮尺模型へのプロセスで構造を検討し、実際に座ることができる強度のある原寸の椅子を制作することは、インテリアや空間を学ぶ学生にとって作る喜びを体感できるものとなりました。
(デザイン領域 インテリア・空間デザインコース 教授 安藤 眞吾)