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芸術学部

京都府ウィンターアートキャンプ

こんにちは。

先日亀岡高校でおこなわれました『第1回京都府ウィンターアートキャンプ』に、本学も参加させていただきました。

このイベントは京都府内の高校美術部の生徒と顧問の先生を対象にしたワークショップ形式の講習会です。大学でしか体験できないような多様な表現に触れ、他校部員と交流しながら学ぶといった試みです。本学以外にも様々な美術工芸系の大学が参加されていました。

今回、本学では美術工芸学科の工芸領域漆芸コースの遠藤講師が主催しての「沈金を用いたアクセサリー制作」をおこないました。内容としては、アクリル板に塗り重ねた漆の仕上げ研ぎ、図の考案、彫り、金属粉を蒔いて完成。簡易的ではありますが、”うるし”のものづくりを体験していただきました。

午前午後の2部構成でしたが、ありがたいことに総勢40名近くの高校生に参加していただき、大賑わい。その様子を少しお届けいたします。

まずは、遠藤講師からの作業内容の説明がありました。皆さん、食い入るように見ていたのが印象的でした。

説明の様子

ひと通りの説明が終わると、いよいよ製作開始です。研いだり、図案を考えたり、若い皆さんならではの発想がどんどん形になっていきます。

さて、仕上げ、図案が完成したら彫りの作業へ。普段、鉛筆や筆は使って絵を描くことはありますが、小刀でケガキながら図案を描くというのは初体験だったようで、難しいという声も上がっていました。四苦八苦して自分たちが思描いたものを形にしていきました。

彫りが終了したら金属粉を蒔いて完成です。以下生徒の皆さんの作品の一部です。難しいと言いながらもしっかりと自分のアイデアを形にすることができたようです。花のモチーフひとつとっても、それぞれ個性あるものばかりですね。

紹介したのはほんの一部です。このほかにも魅力的で独創的な作品が多かったです。

今回のワークショップは、うるしの世界のほんの一部です。まだまだ奥深い世界が広がっているので、これをきっかけに少しでも興味をもっていただけたら幸いです。

(了)

美術工芸学科助手 古閑

卒業制作 中間発表会
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