みなさんこんにちは。工芸領域漆芸講師の遠藤です。
ちょうど一週間前になりますが、京セラ株式会社様のお招きを受け
春休み特別企画として、京セラ本社社屋に併設されています京セラギャラリーに伺い、開催中の
工芸作家団体「創工会」の作品展「KOGEI」ー未来への創造と多様性の精神ー を見学いたしました。
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上は会場の様子です。約300m²のギャラリーに80点以上の作品が展示されています。今回は1年生から4年生までの学生12人が、専攻を跨いで工芸・デザインの両領域から参加いたしました。
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大学から京セラ様お手配のバスで現地へ向かいましたが、予定より早く着いてしまいましたのでまずは自由見学・鑑賞を30分ほど行いました。
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定刻になりましたので、作品についてのお話を作家の先生方から伺います。
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初めに京セラ株式会社総務部社会活動推進課の担当の方からご挨拶をいただき、こちらのギャラリーの成り立ちについてお話を伺いました。
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続いて本学漆芸の非常勤講師もされている井上絵美子創工会副会長より、会について説明を受けました。創工会は京都でもよく耳にします工芸作家のみなさんによって運営される団体ですが、1987年の結成以降、毎年積極的に作品展を催されておられます。会員の中には文化勲章を受章された方や文化功労者の方もいらっしゃいます。
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この後、順番に5名の作家の先生方から、ご自身の作品と、同じジャンルの他の作家の方の作品について制作の意図や見どころ、技法などについて様々に解説をしていただきました。工芸のジャンルとしては、陶芸・漆芸・ガラス・金石とバラエティーに富んでいます。
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普段なかなか制作の裏話などを聞く機会も多くはありませんので、学生にとって大変勉強になります。学生からの質問にも丁寧にお答えいただきました。
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漆芸の井上先生からも、ご自身の作品と他の漆芸作家のみなさんの作品について、普段の実習に劣らない熱心な解説をしていただきました。
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作品についての解説と質疑応答をくり返すうち、短いもので予定の時間になってしまいました。もう少し鑑賞していたい気持ちでしたが、後ろ髪を引かれる思いで大学に帰ります。このような企画は今後も機会があるごとに実施したいものですね。
今回の見学では、実際に制作にあたられた作家のみなさんから、技法もさることながら作品のコンセプト、即ちなぜこのように、何を思って創ったかという、普段はなかなか窺い知ることのできない深い部分について、直接伺う機会を得られました。学生のみなさんにとりましても、自分の専攻の枠を超えた、大変刺激的な時間であったと思います。これからの創作活動に、ぜひとも今回の経験を活かしていただきたいと感じました。最後になりましたが、この度作品展を主催されました創工会のみなさま、お声がけをいただきました京セラ株式会社総務部社会活動推進課のみなさまに、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
工芸領域漆芸講師 遠藤公誉