文化財コースでは3年時の実習で仏像修復を行います。
本日は一年かけて修復した仏像を、所有者である南丹市にお返ししに行きました。
今回はお返ししている様子をご紹介します。
本年度は「如意輪観音」と「千手観音」を修復しました。
梱包された仏像を取り出し、組み立てていきます。
自分たちが直した仏像を慎重に組み立てている様子がうかがえます。
組み立てた仏像を見せながら、関係者の方々にどのように修復を行ったのか解説をしていきます。
身振り手振りを交えながら解説し、質問には一つ一つ丁寧に返答しています。
いよいよ仏像を安置されていた場所に納めていきます。
無事、綺麗に納めることができました。
この日はよく晴れており、南丹市では桜が満開でとても気持ちの良い日に仏像をお返しすることができました。
3年生は普段人前で話す機会がなかなかないためか、声色には少し緊張が見えました。
一年かけて修復したことを短い時間で、分かりやすく解説するのは難しいことだと思います。
来年度はとうとう4年生、これから人前で発表する機会が多くなるのでこの経験を活かして卒業制作に取り組んでもらいたいです。
助手 髙橋有悠