本日は演習林保全活動についてご紹介いたします。
例年は園部キャンパスで行っていたのですが、今年度は東山キャンパス近くの豊国廟で活動しました。
豊国廟は阿弥陀ヶ峰にあり、豊臣秀吉の遺体が埋葬されています。
今回は地図の真ん中にあたる中門の掃除を行いました。
豊国廟を管理されている方から、豊国廟についてのお話を伺います。
道具を持って、中門まで続く階段を上っていきます。
63段ごとに踊り場があり、これは豊臣秀吉が亡くなった歳だそうです。
熊手や蓑を用いて小枝や落ち葉を掃除します。
約2時間活動し、境内を綺麗に清掃しました!
落ち葉で覆われていた土が見えます。
掃除を終えてから、阿弥陀ヶ峰の山頂まで上りました。
さらに急な階段が待ち受けます・・・!
頂上には豊臣秀吉の遺骨が埋葬されている五輪塔があります。
高さ10mもあり、実際に見るとすごい迫力です。
清水寺の近くにある高台寺には豊臣秀吉の妻であるねね様の像があり、その下にはねね様の遺骨が埋葬されています。
そのねね様像はなんと、豊国廟の五輪塔を向いて安置されているのだとか・・・!
五輪塔から左を行くと開けた場所があるのですが、そこから京都市内が一望できます。
そこでは清水の舞台が正面から見ることができます!
もう今年は終わってしまいましたが、五山の送り火も良く見えるそうです。
大学の近くにある豊国廟ですが、知らなかった・来たことがないという学生がほとんどでした。
階段はなんと全部で489段もあり、とても大変でしたが、それ以上に頂上からの景色が綺麗でとても貴重な体験をすることができました。
豊国廟の方にも掃除をして秀吉公にも喜んでもらえると言っていただきました。
活動を通して地域の方に喜んでいただけるのはやはり嬉しいですね。
京美には京都府外から来ている学生が多く、せっかく京都に来たのであればいろんなところを巡ってほしいと思います。
もちろん、京都の学生にも豊国廟はとても穴場スポットなので是非一度足を運んでいただきたいです!
最後になりますが、豊国神社様より飲み物をいただき、御礼申し上げます。
デザイン・工芸学科助手 髙橋有悠