2021年春の受勲綬章者の発表があり、本学院の理事長新谷秀一が旭日中綬章を受章いたしました。
新谷秀一は、「即戦力として社会に通用する人材の育成」を理念にかかげ、1991年、京都府南丹市に京都国際建築技術専門学校(現.京都建築大学校)を開校。在学中の二級建築士国家資格取得システムや放送大学との連携による専門学校+大学のWスクールシステムを確立するなど、即戦力となる人材を多数輩出してきました。
1995年には、国・京都府・京都の伝統工芸業界の支援により、伝統工芸を体系的な教育システムで学べる日本で唯一の学校、京都伝統工芸専門学校(現.京都伝統工芸大学校)を開校。技術の継承にとどまらず、海外との技術交流や作品の出展などを積極的に行い、伝統工芸業界に貢献してきました。
そして、これまで培ってきた実績と経験を基に、2012年に京都美術工芸大学、2020年に京都美術工芸大学大学院を開学。建築と美術工芸の融合教育により、日本の伝統美に新しい価値を創造し、世界へ発信できる人材を育成しています。
これまでの約30年間、一貫した理念を実践し続け、建築・美術工芸の業界へ多くの人材を送り出してきた功績が称えられての受章となりました。