特任教授のニッポン画家・山本太郎先生とKYOBI学生たちが共に作品を作り上げて清水寺で展示する「山本太郎×清水寺プロジェクト」。先日の視察終了後、参加メンバーが確定し（３年生16名、2年生6名）、いよいよプロジェクトがスタートしました！
このプロジェクトは全員で一作品を制作するのではありません。4つの班に分かれて各班で起案し、プレゼンを経て1つの案に絞られるコンペティション形式（！）で行います。
先週、班分けをして自己紹介を兼ねたグループワーキングが済み、作品制作に向けて始動。
今週はその第一歩として、フィールドワークを経て「感じ考えた事」「得た情報」「今後のたたき台となる方向性の打ち出し」などを班ごとに発表しました。
各班で着目箇所の相違が見られ、様々な意見や考えが飛び交います。代表的な意見として、以下のようなものがありました。
・歴史的にも文化財としても価値の高い経堂だが、立ち止まって見る人が少ない
・清水寺は神仏混淆の名残を強く感じる
・立地状況としては、風の影響が強い
―など、人為的要因と環境的要因、どちらからも影響を受ける経堂を複数の視点から観察できたようです。
続いて、こうした経堂と清水寺の印象を基に、各班の作品制作の方向性を打ち出していきました。
・清水寺の雰囲気を壊さないギャップ
・風や太陽など立地条件を活かす
・空間を利用する
―など、各班のカラーが少しずつ濃くなっていくような、そんな印象の持たれる素敵な発表でした。
担当する山本太郎先生は
「学生たちがすごく生き生きしているなと感じています。フィールドワークの情報も、薄くなる可能性も大いにありましたが、予想よりも遥かに深く情報を捉えており驚きました。各班素晴らしい発表だったので、今後どのようなデザインが出てくるのか楽しみです。」
と、今後の学生たちの動きに期待を寄せていました。
来週からはデザイン制作開始です。また一歩、着実に完成へ歩みを進めていきます。
本プロジェクトのSNSも開始しました☆ 制作の様子や、活動報告など随時発信していきます。ぜひフォローと拡散、よろしくお願いいたします！