7月24日(日)、3年ぶりに開催された祇園祭 後祭の山鉾巡行。
京都美術工芸大学の学生たちは鈴鹿山のかき手として参加しました。
当日はまさに巡行日和の快晴。
時折さわやかな風の吹くなか、11基の山鉾が烏丸御池~河原町~四条烏丸までの約2.5㎞の道のりを2時間余りかけて巡りました。
今年の鈴鹿山は「山後三番」、「くじ取らず」の2基を含めて5番目です。
山にまつられる鈴鹿権現(瀬織津姫尊/すずかごんげん・せおりつひめのみこと)は、伊勢国鈴鹿山で人々を苦しめていた悪鬼を退治したと伝わり、金の烏帽子をかぶって大長刀を持つ姿で表されています。
山上の松には絵馬が複数つけられ、それらは巡行後に盗難除けの護符として授与されるそうです。
ラクダの表された前懸をはじめ、きらびやかな懸装品はまさに「動く美術館」。
かき手の学生たちも誇らしそうに堂々と歩みを進めていました。