メキシコのイベロ大学から建築学部の学生20名と教員の方が来学されました。
世界的なコロナ禍を経て初めての団体旅行での来日。本学芸術学部准教授の東俊一郎先生が同国のモンテレイ大学でインテリアデザインの教鞭を執られていたことによるご縁で、KYOBI生たちとの交流が実現しました。

まずは東先生による講義からスタート。日本語とスペイン語を交えて、メキシコの建築を中心に沢山の事例を写真で紹介しながらの講義です。
メキシコでは日本と異なり外敵を防ぐために壁が発達し、それらがすべて色を塗り分けられていて、街を俯瞰するとまるで宝石箱のように見えます。（その色合いには日常的な食物の色が反映されているそうです。）人をどういう風に幸せにするか考えてつくられるメキシコの建築とその色彩の関係性などについて、学生たちは楽しそうに聞き入っていました。

講義の後は、芸術学部1年生「建築計画Ⅰ」の課題「my gallery」のプレゼンテーション。
一人ずつ、少し緊張しつつも「Hola（オラ：こんにちは）」に続いて自身の設計ポイントをしっかり説明していました。

その後は交流会と構内見学。すっかり緊張も解け、和やかに親睦を深めていました。

本日の交流をきっかけに、建築を学ぶ学生たちが自国と異なる国や文化圏の建築について更に興味や関心を深め、世界にも視野を広げていくことが期待されます。