8月1日(火)、京都市指定有形文化財の京町家「長江家住宅」の見学会を実施しました。
「長江家住宅」は、祇園祭の山鉾町の一つ船鉾町に位置して南北に通る新町通に面し、慶応4年(1868)建築の北棟と明治40年(1907)建築の南棟から成ります。呉服商を営む長江家の職住一体の住まいとして利用され、南棟は建築当初からの様子がよく残されています。また北棟は、昭和50年代に内部が現代風に改変されていたところ、近年になって復原されました。
このたびの見学会は昨年より本学の行事として連続で行っている町家見学会の一つで、建築・芸術両学部の学生と教員 計13名が参加。南棟を研究員の方の解説付きで見学しました。
夏のしつらえの京町家において、歴史都市・京都に伝わる暮らしの知恵や生活文化に触れることで、何かしら得られるものがあったことでしょう。今回の体験が、両学部の学生たちの今後の制作活動に活かされることが期待されます。
長江家住宅ホームページ http://www.nagaeke.jp/