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NUS & KYOBI 2023秋プログラムが始まりました

KYOBI生たちが渡航した7月の「シンガポール・マレーシア研修プログラム」に続き、シンガポール国立大学(NUS)の学生12名とシモン・チョン先生が来日し、ともに学ぶプログラムが9月25日(月)より始まりました。
今回はKYOBIとその周辺の町家見学のほか、京都市北区に位置する紫竹・紫野界隈「むらさきエリア」を中心に活動し、同エリアの魅力を再発見するきっかけとなる動画制作に取り組みます。シモン先生が専門とされる映画に基づいた方法論による建築研究にも関連するプログラムです。

初日は、滞在中のメインテーマとなる「むらさきエリア」を、同エリアのブランディングに取り組まれている寺田氏(株式会社フラットエージェンシーまちづくり推進室長)と荒川氏(有限会社キタ商事取締役)のガイドにより散策しました。
NUS生たちが前夜から宿泊している「船岡温泉ゲストハウス」からスタート。近隣の「さらさ西陣」「藤森寮」を外から見学し、まずは大徳寺へ。途中、「大徳寺一久」「おはりばこ」(中に入ってちりめん細工について説明いただきました)「平安堂」を見学。

「大徳寺龍源院」ではご住職に方丈〈重要文化財〉で、枯山水庭園と坪庭について説明いただきました。
大徳寺の広い境内を抜けて「今宮神社」を横目に、あぶり餅の「一文字屋和輔」「かざりや」〈ともに「京都を彩る建物や庭園」〉で小休止。

「荒川家住宅」を訪問した後、「むらさきエリア」の中心に位置する「新大宮商店街」へ。同商店街は約1㎞も続く「京都一長い商店街」として昭和初期から同40年代まで賑わっていましたが、その後シャッター商店街になりつつありました。近年、この状況を打開するため寺田氏や荒川氏が中心となって「新大宮広場」などのコミュニティスペース設営や新規出店による再活性化「むらさきスタイルプロジェクト」が推進されています。NUS&KYOBIによる動画制作もその一環で、今回作業スペースとしても使用する「新大宮広間」で昼食をとりました。

昼食後はさらに「サーカスコーヒー」「スターダスト」「久我神社」「粉屋珈琲」「樂歩京都」といった「むらさきのエリア」の新旧スポットを見て回り、表具を専門とされる「静好堂」ではご主人に襖の作り方や使用する道具についても解説いただきました。

休憩がてら「TAMARIBA」に立ち寄った後、最後は「紫式部墓所」をお詣りして25日の行程は終了。道中にも見所が多くやや駆け足の見学ツアーとなりましたが、新旧が混在する「むらさきエリア」の雰囲気、その魅力を学生たちはそれぞれに掴み取っているようでした。KYOBI生とNUS生が活発に交流している様子も見られ、今後のプログラムでそのチームワーク力が発揮されることが期待されます。

本プログラムの最終成果は9月30日(土)、「動画制作発表会『むらさきスタイル』の発見」として紫野小学校体育館で発表される予定です。
※詳細はこちら→「動画制作発表会『むらさきスタイル』の発見」チラシ

「2023AURI居住文化フォーラム」で髙田光雄教授が基調講演をされました
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NUS & KYOBI 2023秋プログラムが終了しました