11月19日(日)、六原学区の秋恒例イベント「六原フェスタ」が東山開晴館 六原学舎で開催され、建築学科の学生が参加しました。
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六原学区は清水寺と鴨川の間、五条通の北側に位置し、本学からは徒歩10分足らずの地域です。六波羅蜜寺をはじめ寺社が多くあり、古い町家も数多く残り、本学の建築学科では伝統建築を学ぶ学生たちがフィールドワークで度々伺っています。このたびの参加は3年次「伝統建築論」の課題のひとつで、六原まちづくり委員会(防災まちづくり部会)の活動に京都市都市計画局まち再生・創造推進室と本学が共に協力する官学連携の取組みでもあります。
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六原学区では地域防災活動として、約90ある細い街路を「路地=袋路(行き止まり)」「小路=2方向避難可」に分類してそれぞれに名前をつけ、路地と小路の入口に名前を記した銘板を設置されています。今回の取組みは、それらの活動や情報を地元の人たちに知ってもらうことを目的とし、学生たちはまず六原学区でフィールドワークを行った後、路地・小路情報を落とし込んだGoogleマイマップを作成。「六原フェスタ2023」当日にはこれを活用した「路地銘板クイズ」を実施しました。
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ブースに路地の名前を書いた紙を入れたボックスを設置し、立ち寄られた方に引いていただき…
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出てきた路地をiPad内のGoogleマイマップから探し当てていただくとともに、周辺地域情報についても確認していただきました。
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秋晴れに恵まれた会場には幅広い世代のたくさんの方が来場され、本学ブースにも立ち寄ってくださいました。
銘板があっても漢字標記では小さな子どもは読めず覚えられない、といった地元の方たちと直接話せたからこその気付きもあり、学生たちにとって貴重な学びの機会となりました。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
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