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芸術学部 工芸領域 遠藤公誉准教授が第55回京漆器展において京都府知事賞を受賞されました

芸術学部 デザイン・工芸学科 工芸領域(漆芸コース)遠藤公誉准教授が京都漆器工芸協同組合主催「第55回京漆器展」において京都府知事賞を受賞されました。

《張抜桜花模様盛器》

寸法:径30㎝×高5㎝
重量:約265g

【作品解説】
和紙を漆で貼り重ね器の胎とする「和紙乾漆(貼り抜き)」の技法で盛器を制作しました。表面は、漆を摺り込んで拭き取る作業をくりかえして色を付ける「摺り上げ」で仕上げ、緑の色漆2種類を使い境目にぼかしを入れています。花びら状に加工した白蝶貝や雌蕊(めしべ)として半球状に加工した黄蝶貝を埋め込み、また雄蕊(おしべ)部分の胎を彫り込み粗い金・銀粉を蒔いて研ぎ切らずに磨きをかけ、桜のイメージを表しています。胎は和紙のみの約2.2㎜程度の厚みで軽く丈夫といった特徴も兼ね備え、裏面には透かしを設け、燻銀箔を貼った器の内側を覗けるようにしています。

作品は2024年4月12日(金)~14日(日)の期間、京都市勧業館みやこめっせ特別展示場A面において展示されました。

California Polytechnic State University 建築環境デザイン学部の方たちが来学されました
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