京都市立芸術大学主催(京都知恵産業創造の森 共催)の公開特別講義《第5回イブニング・テラス》「宙漆(そらうるし)プロジェクト」報告会に芸術学部デザイン・工芸学科 工芸領域 漆芸コース2年生と3年生が遠藤公誉准教授と参加しました。
本学は京都市立芸術大学・京都工芸繊維大学と3大学連携協定を結んでおり、この繋がりにより今回の報告会にもご招待いただきました。
「宙漆プロジェクト」は「未知に溢れた宇宙への憧れを芸術作品として表現し、宇宙を真に感じたい」という願いからスタートした京都市立芸術大学を含む複数の大学による共同プロジェクトです。
気象観測用バルーンに漆のオブジェを吊り下げて上空約30㎞の成層圏まで上昇させ、青い地球の光に照らされる漆のオブジェの映像を撮影し、更に漆のオブジェの変化の観察などが行われてきました。
今回の報告会では、まずプロジェクトの過程をまとめたショートムービーが上映されました。地表近くとは異なる無音の成層圏空間で、地表や太陽光そして成層圏の暗がりが漆のオブジェに美しく映り込む動画を視聴後、活発に質問や意見交換が行われ、本学学生も積極的に参加しました。また実際に使用されたオブジェを見ながら、制作者の京都市立芸術大学院生・久保尚子さんから制作にまつわる苦労など大変有意義なお話を伺え、学生たちにとって今後の作品制作を考える上で大変良い刺激になりました。
ご案内いただきました京都市立芸術大学の皆さまに、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
「宙漆プロジェクト」Webサイト