6月17日(月)~24日(月)、メキシコ・イベロアメリカーナ大学(IBERO)建築学部のヘラルド・ベラスケス教授と学生たちが来学され、「バイオクライマティック&サステナブルデザイン」をテーマとしたワークショップを実施しました。
KYOBIからは芸術・建築両学部の学生が参加。学内でのレクチャーやキャンパス見学のほか、京都市内の建築事務所や建築視察、そしてグループワークに取り組みました。
グループワークの課題は「バイオクライマティック・デザインの手法を用いて、伝統素材と文様から着想して、小さな仮設建築物/パビリオンを設計する」。「バイオクライマティック・デザイン」とは、地域の気候特性を活かして、人間にとって快適な環境をつくろうという建築デザインのことで、ヘラルド教授の主要研究対象の一つです。
「計画地:鴨川デルタ/デザイン条件: 組立解体が容易な小さな仮設建築物/用途:①~③のいずれか①小さなカフェテリア②茶室③ギャラリー/オーディトリアム」といった規定に対して、IBERO&KYOBIの学生7~8名からなる5グループに分かれて設計提案を制作しました。
初日の現地視察も含めてわずか1週間という短期間でしたが、最終日の発表会ではプレゼンボードとともに模型や3D映像、コンセプトブックなども提示しながら、グループごとに異なる着眼点による意欲的な提案を堂々と発表されました。
ともに体験することで、異なる視点や発想の仕方、伝統文化への理解など、両学の学生にとって多くの収穫があったことでしょう。今後も継続して交流を深め、ともに成長していくことが願われます。