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学生たちが「2024年 京都モダン建築祭」サポートスタッフ育成プログラムの運営サポートを務めました

京都モダン建築祭」は、京都に現存する魅力的なモダン建築が一斉公開されるイベントです。2023年に建築学部の学生たちが「建築学生と考える《堀川団地》の未来 展示&トーク」に参加した本学は、2024年はパートナーとして協賛し、《堀川団地》の公開などの活動に学生が参加します。

本番に先立つ10月9日(金)、「京都モダン建築祭」サポートスタッフの育成プログラム「建築の見方・感じ方・楽しみ方ーくうきをつくる」が《武徳殿》(1899年/重要文化財)で実施され、協賛大学の教員・学生として建築学部 生川慶一郎教授とともにKYOBI生11名が運営サポートで参加しました。

講師は建築家・青木淳氏(京都市京セラ美術館館長)。京都モダン建築祭実行委員長・笠原一人氏(京都工芸繊維大学 准教授)も飛び入りで来場されました。

最初に青木氏による「建築の見方」についてのお話があり、知識ありきではなく「建築を見て感じること」が大事で、その感覚を持った理由を説明できればなおよいと、「建築を見るときはその見た感覚を大事にする」ことをご教示いただきました。

青木氏のお話の後、会場の《武徳殿》を題材にワークショップを実施。

約90名の参加者がそれぞれに見て感じて考える時間を取った後、18班に分かれてグループディスカッションを行いました。

KYOBI生たちも1~2名ずつサポーターとして各班に参加し、話を引き出すよう積極的に働きかけるとともに、サポートスタッフの方々と和気あいあいと「感じたこと」を交換していました。

ディスカッション後は各班の発表に青木氏がコメントされ、「非日常的な感じ」「中心性が強い」「音があまり反響しない」ほか様々な「感じたこと」を通して《武徳殿》という建築についての学びを深めました。

最後に青木氏から、知識を伝えるのではなくお互いに気付いたことを話すだけで建築について気付くことが増えていく、そして建築の楽しみが増えていく、「京都モダン建築祭」でも参加者とぜひ会話をしましょうと、本番に向けてのエールが送られました。

笠原氏が「感じたことを話すことで建築の核心に迫っていくことになっていて面白かった」と最後にコメントされていたように、建築を深く学ぶためには見て感じることがいかに大事かということに気付け、学生たちにとっても初心に戻って建築の楽しみ方を見直すよき機会になったと思われます。

「京都モダン建築祭」ご来場の際は、モダン建築とともに、サポートスタッフやKYOBI生たちとの会話もぜひお楽しみください。

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