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「京都モダン建築祭2024」参加会場《堀川団地》の暖簾を芸術学部の学生が制作しました

京都に現存する魅力的なモダン建築が一斉公開されるイベント「京都モダン建築祭2024」が11月1日(金)より始まりました。

本学はパートナーとして協賛し、建築学部の学生たちを中心に、すでにサポートスタッフの育成プログラムなどから参加しています。

そして本番では、日本で最初の店舗付RC造集合住宅《堀川団地》において、建築学部 生川慶一郎教授によるガイドツアーと建築学科の学生たちによる公開案内を実施。

これに先駆けて、同イベントを盛り上げるために、《堀川団地》の階段前に掛ける暖簾を芸術学部の学生たちが制作しました。

暖簾は学生たちによるオリジナルデザインで、「京都モダン建築祭2024」ポスター等のメインデザインに呼応するように、カラフルなブロックがバランスよくレイアウトされています。

制作にあたって「手作りとデジタルの行き来」をテーマとし、完成までに様々な機材が活用されました。
まずはペンプロッターでハンコを作成し(写真①②)、それをスキャンしてPCで色付け(写真③)、データをプリントしてミシン縫製し(写真④)、さらに3Dプリンタで装飾しました。

暖簾を掛けるポールの留め具は社寺建築で柱上部を装飾する木鼻(きばな/写真⑤)をもとにデザイン。3Dプリンターを用いてカラフルな現代版木鼻ができあがりました(写真⑥⑦)。
複数の素材と機械を組み合わせた制作によって、学生たちは自由なものづくりのプロセスを体験することができました。

設置は建築学部と芸術学部の学生が共同で取り組み、軽やかでありながら商店街のあたたかみのある雰囲気にもマッチした装飾が完成しました。

《堀川団地》の敷地は微妙に南北の高低差があるため、設置個所によって高さが少しずつ異なることを考慮し、暖簾の長さは少しずつ変化をつけるという細やかな配慮もなされています。

11月9日(土)10日(日)のパスポート公開に訪問される方は、ぜひ暖簾にも目をとめてみてください。

《堀川団地》公開情報▶「京都モダン建築祭2024」ホームページ

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