12月14日(土)に京都府立亀岡高等学校で実施された「第3回京都府ウィンターアートキャンプ」にてワークショップを開催しました。
このイベントは京都府内の高校美術部の生徒を対象にしたワークショップ形式の講習会です。10の大学・短大の美術・芸術系大学が参加し、大学でしか体験できないような多様な表現に触れ、他校部員と交流しながら学びます。
本学は芸術学部 デザイン・工芸学科 工芸領域 木工・彫刻コースの玉村 嘉章講師による「豆カンナを使った木のお箸制作」を実施しました。
午前午後の2部制で実施し、計約30名の高校生が参加しました。
まずは玉村講師からの作業内容の説明があり、生徒の皆さんはその作業を食い入るように見ていたのが印象的でした。
ひと通りの説明が終わると、いよいよ制作開始です。豆カンナを使って角材を八角形や丸形に削ります。先端部分を細めていき、自分の手に合ったお箸の太さに調整します。
お箸が歪みなく綺麗に細められているか確認しながら削っていきます。本学の学生スタッフが丁寧に分かり易く参加者に指導していました。
仕上げはバーニングペンを使って文字や模様をお箸に描き、自分だけのお箸の完成です。カンナを使うのは初めてで、難しいという声も上がっていましたが、美術部という事もあってすぐにコツを掴んで上手にカンナを使いこなす生徒もいました。
今回のワークショップは、木工の世界のほんの一部です。まだまだ奥深い世界が広がっているので、これをきっかけに少しでも木工に興味をもっていただけたら幸いです。