11月19日(土)、京都を訪問されている国賓のブータン王国ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王と
ジェツン・ペマ王妃が本学の施設である「京都伝統工芸館」にご来館されました。
国王夫妻は、まず本学の併設校 京都伝統工芸大学校の学生による陶芸や竹工芸・蒔絵などの制作実演を見学されました。
ご夫妻は、学生の技術の高さに注目され、今後ブータン王国からの留学生を受け入れる話もあり、
技術交流を深めていきたいとの希望がありました。また、仏像彫刻には特に興味を示され、
短期間で上達する京都伝統工芸大学校のシステムに驚かれていました。
その後、仏像彫刻専攻の学生が東日本大震災の犠牲者への鎮魂の思いを込めて、
被災地の松を使用して制作している「大日如来坐像」にご夫妻でノミを入れられました。
18日に被災地を訪れられたワンチュク国王は「次の訪問時は安置された仏像にお参りしたい」とお話され、
仏像にそっと手を添えて深い祈りをささげられました。
仏像は来年3月11日に京都清水寺の塔頭に安置する予定です。