本学客員教授でファッションデザイナーのコシノジュンコ先生の特別講義とワークショップを行いました。
午前中は、「対極の美のバランス」というテーマで講義を実施。対極にあるものを、丸と四角・昼と夜・人間の体の左と右…など例に出しながらその美のバランスについて講義頂きました。
コシノ先生はこれまでにファッションだけでなく工芸や家具、花火のデザインなど多岐にわたるデザインを手掛けられており、様々な枠にとらわれない先生の発想の根源を垣間見ることができました。
午後からは、「これって琳派」をテーマにワークショップを実施。事前に学生各自が考える琳派について絵に表現してきたものをコシノ先生に講評頂きました。そこから実際に本学院の演習林に移動して草花を採取。それらの素材を使って金銀の用紙に琳派を表現しました。多様な構成が出来上がり最後にすべての作品をスライドに写しコシノ先生に講評をいただきました。
学生たちにとっては、今日の講義や今年の2月から進行中のコシノ先生とのコラボレーション作品の制作を通して、自身の作品の制作過程においては発見できなかった新たな考えを発見することができています。貴重な経験をすることにより今後の自身の制作の糧になりました。コシノジュンコ先生ありがとうございました。
[午前中の講義の様子]
[午後からのワークショップの様子]
[本学院の敷地内にある演習林に移動して琳派を表現する素材を採取]
[実習室に戻り、金銀の用紙の上に、演習林で採取した草花や枝などを配置。琳派を表現しました。]
[学生からコシノ先生に質問する場面も見られました]
[最後に記念撮影]