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客員教授青柳正規先生の特別講義を実施しました。

11月22日(金)、本学10号館階段教室で、本学客員教授である青柳正規先生の特別講義を行いました。テーマは「美術における日本工芸の位置」。本学学生と、グループ校の京都伝統工芸大学校の学生約200名が聴講しました。

特別講義では、日本の工芸の歴史・日本の美術と工芸の特徴や近代工芸の始動・日本の工芸の系統などを解説されるとともに、日本の工芸は海外でも高く評価されるレベルにあるので、今後はさらに海外で受け入れられるデザインを探求することの必要性や、質の高さは維持しながら購入できる金額で作品を作れるかも重要な要素になることなどもお話し頂きました。

本学では、フランスのエコール・ブール国立工芸学校と連携し交換留学を実施する他、海外の工芸組合との連携により作品発表の機会にも恵まれており、これらの活動は、学生たちの将来にとっても有益なものになると共に、日本の工芸を世界に広めるよい機会にもなり、このような動きがさらに活発になれば日本の工芸はさらに世界に広まることになるだろうと感じました。

最後には、学生からの様々な質問にも答えて頂き、技術を磨くと共に様々なものを自分の視点で見ることの大切さもアドバイス頂き、とても有意義な時間となりました。

【青柳 正規 (あおやぎ・まさのり)客員教授】

1944年大連生まれ。ギリシア・ローマ考古学者。67年東京大学文学部美術史学科卒業。69~72年ローマ大学文学部古典考古学科留学。全国美術館会議会長、独立行政法人国立美術館理事長、国立西洋美術館館長を経る。文学博士。日本学 士院会員。東京大学名誉教授。著書は、『皇帝たちの都ローマ』『トリマルキオの饗宴』(共に中公新書)、『ポンペイの遺産』(小学館)など多数。

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読売テレビ「かんさい情報ネットten.」の取材が行われました。
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