正倉院の宝物が出陳される「正倉院展」が今年も10月24日~11月12日まで奈良国立博物館で開催されます。今年は「天皇皇后両陛下傘寿記念 第66回正倉院展」として、例年より長い会期での開催となります。その関連イベントとして9月21日に、「正倉院フォーラム2014大阪」が松下IMPホールで開催され、約700名が参加しました。基調講演では宮内庁正倉院事務所長の杉本一樹氏による出展宝物の解説が行われ、その後「天平の玉手箱 聖武天皇ゆかりの品々」と題して、本学文化財修理コースの 村上隆教授が、神戸大学名誉教授の百橋明穂氏と対談しました。
対談では、今回の出陳物の中から「伎楽面」やガラス製の水差し「白瑠璃瓶」、「鳥毛立女屏風」などが取り上げられたほか、本学で現在復元中の今回の出陳物「檳榔木画箱」の制作過程についても村上教授より解説しました。
今回のフォーラムの採録記事は10月4日に読売新聞で掲載される予定です。