2017年4月~2018年3月にわたって実施されている「お茶の京都博」、そのメインプログラムのひとつ「一坪茶室コンテスト」にKYOBIから2チーム、グループ校であるTASK(京都伝統工芸大学校)から1チームの計3チームが参加します。一坪茶室コンテストは京都府のお茶の産地が集まる山城地域12市町村と京都府下の美大・芸大・専門学校等がチームを組み、12種類の茶室を製作します。
6月10日(土)、伝統工芸学科から参加する中井川教授チームがパートナーとなる南山城村の現地視察に行ってきました。
『道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村』の森本駅長のご協力で、茶畑や茶農家を訪問させていただきました。
まずは今年4月15日にオープンしたばかりの道の駅へ。
駅内をぐるっと散策した後、森本駅長から一坪茶室のコンセプトをご説明いただきました。
続いて、道の駅トータルデザイナーの兜岩氏からはデザインの特徴などをご説明いただきました。
説明を受けた後、南山城村の茶畑のひとつ『高尾 荒堀の茶畑』を視察。
民家の周りを茶畑が囲んでおり、地域の日常と茶畑の関係性が近いのが特徴。
また、斜面に対して縦方向に茶木が並んでいるのも珍しい。
続いて、お茶農家さんのお宅へ訪問させていただきました。
今年の一番茶を淹れていただき、三煎目まで楽しみながら交流する「三煎コミュニケーション」を体験。
お茶作りの事から村での生活のことなど、いろいろなお話を聞かせていただきました。
次は2003年に廃校になった後、ものづくりの工房やcafeとしてリノベーションされている旧田山小学校「は・ど・る」を見学。
木工や紙細工などの工房の他、お茶作りの道具なども保管されていました。
その後、旧田山小学校の前に出来た『移住交流スペース やまんなか』を突然訪問。
担当の方から村での生活や移住された方のエピソード等を聞かせていただきました。
様々なヒントが詰まった今回の視察も活かして、引き続きお茶室制作に取り組んでいきます。