文化財情報コースを中心に毎年取り組んでいる『正倉院プロジェクト』。
正倉院の宝物を題材に、できる限り当時と同じような作り方で復元をしています。
今年度は「黒柿蘇芳染金絵長花型几(くろかきすおうぞめ きんえの ながはながたき) 第4号」と「漆彩絵花形皿(うるしさいえのはながたさら) 5号」のふたつの復元にチャレンジ。
この二つの宝物の復元にあたり、7月12日(水)、資料収集のため奈良市まで研修に行ってきました。
最初に訪れたのは東大寺戒壇院。国宝の『四天王立像』が設置されています。
戒壇院の建築様式については学生がレクチャーをしていました。
続いて、重要文化財が多数展示されている東大寺ミュージアムへ。
村上副学長も合流して奈良女子大学へ。
こちらでは保管されている復元模型をいくつか見せていただき、資料ではわからない部分や寸法などを調べていました。
最後に宮内庁正倉院事務所へ。
こちらで復元された2点を用意していただき、研究員の方にアドバイスをいただきました。
この日の学外研修で得た情報や資料も参考にしながら、引き続き学生達は復元模型の制作に取り組んでいきます。