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本学講師の作品が「第47回伝統工芸近畿展」に入選されました

本学工芸コース(漆芸)の講師である遠藤公誉先生の作品が「第47回伝統工芸近畿展」に入選されました。入賞・入選作品は大阪会場・京都会場でも展示される予定です。

[大阪会場]2018年5月2日(水)~8日(火)
[会  場]あべのハルカス近鉄本店タワー館11階呉服売場 美術画廊 アートギャラリー

[京都会場]2018年5月23日(水)~28日(月)
「京都会場」京都高島屋7階 グランドホール

 

「第47回日本伝統工芸近畿展」 入選作品解説

遠藤公誉  作品名:『張抜一閑鷹之羽盛器 玄』  寸法820×280×70mm

京都の茶道具に用いられる漆芸の伝統技法の内、和紙を原型に貼り重ねて器を作る「貼り抜き」(貼り抜き一閑・和紙乾漆)を採用。伝統工芸の良さを、形を変えて現代に活かせるのではと思いました。自身でデザインした原型に和紙(京都府福知山市大江町で作られている丹後二俣紙の楮紙)を計28枚漆で貼り重ねて胎を形成。表面にアクセントとして羽の模様状に厚手の和紙を貼り凹凸をつけています。和紙のみの胎のため軽く丈夫ですが、さらにキズが入りにくいように色漆を摺り込んでは拭き取り、少しずつ色を着ける摺り上げの技法で仕上げ和紙の風合をそのまま活かしています。今回は黒漆を12回、透漆を最後に4回摺り込んでいます。

お茶の京都博テイクオフパーティーにて感謝状をいただきました
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