世界遺産・清水寺大日堂には大日如来坐像が鎮座されています。
この坐像は、グループ校の京都伝統工芸大学校(TASK)の仏像彫刻専攻の学生たちが2011年の東日本大震災への鎮魂の願いを込めて、その被災松を用いて共同制作したもの。当時来日されていたブータン国王夫妻も含め、全国で1万1113人のみなさんがノミ入れされた祈りの大日如来坐像です。(http://www.kiyomizudera.or.jp/yodan/vol8/)
5月6日(日)、清水寺作品展の10周年を記念し、あらたに、この大日如来坐像の由来と願いを記した扁額を奉納。学校法人二本松学院 新谷秀一理事長より目録が手渡されました。
扁額の生地はケヤキの一枚板。京都美術工芸大学の木工芸家 宮本貞治教授が制作されました。扁額に描かれた一本松と、清水寺を目指すこども達の絵は、諫山恵実さん(雅号 宝樹(Tamaju))によるもの(https://tamaju.jimdo.com/)。日図展の京都市琳派賞受賞をはじめ、いま注目のクリエイターです。
清水坂に面した場所に飾られた扁額。おおらかな絵と森清範貫主の直筆の解説文で、多くの参拝客の目を引くものになりそうです。