男子新体操の競技を見たことはありますか?
競技としては団体1種目・個人4種目(スティック・リング・ロープ・クラブ)があり、女子新体操との大きな違いは宙返り等の「タンブリング」が禁止されていません。また、男子新体操は1940年代に日本で発祥した競技だそうです。リオ五輪閉会式(2016年)での青森大学新体操部のパフォーマンスや、鹿児島実業高校新体操部のユニークな演技が話題になったりしていましたが、競技人口も少なく、まだまだマイナーなスポーツとされています。
工芸学部建築学科1年生の堀勝将さん(京都市立紫野高等学校出身)、高校で新体操に出会って、建築デザインを学びながら新体操に打ち込んでいます。
Q.1 新体操をはじめたきっかけは?
「中学ではバスケットボールをやっていて、高校進学後にもバスケットボールを続けるつもりだったが、新入生歓迎会の部活紹介で新体操の演技を初めて見て、「かっこいいなぁ」と思って新体操部に入部を決めた。高校3年生の時には、京都府で個人総合2位、団体1位と好成績を収めました。」
Q2.新体操の楽しいところは?
「個人4種目がそれぞれ違った魅力があり、演技をしていても、見ていても面白い。新しい技・難しい技にチャレンジして、それができた時は嬉しいし、楽しくなっていきます。女子新体操と違って、宙返りやバク転等のタンブリングが認められていて、ダイナミックな演技ができるのも男子新体操の魅力。また、感情を込めて演技をすることにも魅力を感じます。フロアの上のフィギュアスケートのようなイメージかもしれません。大学生になってからの大会では、関西、西日本と順番に出場し、無事に全国大会の出場権を獲得しました。」
Q3.新体操に打ち込んでいる堀さんがKYOBIに進学した理由は?
「将来の職業を考えた時に興味があったのが、建築関係の仕事でした。それで建築学科がある大学への進学を志望しました。いくつかの大学を検討したのですが、大学と新体操の両立を考え、自宅から通学しやすく練習時間が確保できるKYOBIに進学を決めました。KYOBIでは3年次に二級建築士にチャレンジできるのが魅力。これが他大学にないメリットなので、それを活かしたいです。建築デザイン・空間デザインに興味があるので、建築+デザインが学べると思って進学しました。勉強面ではまだまだこれからですが、勉強が疎かにならないよう頑張っています。」
Q4.今後の目標は?
「勉強面ではデザイン力を身に付けること、二級建築士の試験に合格すること。新体操では、練習して選手権で上位を目指します。卒業後は建築デザイン・空間デザインに関わる仕事をしながら、新体操も続けていき、注目を浴びる選手になりたい。また、新体操の魅力をこどもたちに教えていきたい。」
Q5.好きなこと・嫌いなこと
「好きなことは寝ること、音楽を聴くこととか。UVERworldが好きですが、洋楽もけっこう聴きます。他には漫画やアニメも好きです。嫌いなことは中途半端になること。勉強も新体操も中途半端にならないようどちらも真剣に取り組んでいます。他に嫌いなものは、虫と花粉(花粉症なので)。」
インタビュー時に「ちょっとバク転でもしましょうか」と、くるっと回ってくれました。