8月30日(金)に、工芸や建築・デザインなどを専門的に学ぶ大阪市立工芸高等学校の2年生全員約240名が体験授業のため本学に来校されました。生徒さんは朝大阪市内を出発し、10時30分頃にバス6台で本学に到着。まず工芸デザインコースの山本講師による大学説明(各コース紹介)を聞いていただきました。
その後は、本学が用意した16講座ごとに午前と午後に分かれて体験授業を受講されました。高校でものづくりを学んでおられることもあり、皆さんとても集中して制作に取り組まれていました。
■陶芸(錬込成形)体験
色土を組み合わせ練込み成形する技法を学び小鉢を制作。
■陶芸(絵付)体験
素焼きした湯呑みに呉須という顔料を使い下絵付けを体験。
■木彫刻体験
彫刻刀の使い方や研ぎ方を学びながら、地紋彫りという彫刻の基礎を体験。
■漆芸(絵付)体験
好きな図案を作成し、専用筆で色漆を使い自由に絵を描く体験。
■漆芸(青貝)体験
漆芸の加飾技法の一つである青貝技法を体験。
■木工芸(お箸作り)体験
木の棒を豆カンナで削り自分の手にあったお箸を制作。
■木工芸(バターナイフ作り)体験
操り小刀という刃物を使って、木を削りバターナイフを制作。
■建築デザイン(模型制作)体験
建築デザインやインテリアデザインについての講義のあと建築模型制作を体験。
■伝統建築(CAD)体験
伝統建築の図面を3次元CADで制作し、空間デザインを体験。
■文化財修理体験
高台寺蒔絵復元的制作で特長的な針描きを体験。
■工芸デザイン(雑草の花器作り)体験
速乾セメントを使い、雑草美しく見える手の平サイズの花器を制作。
■工芸デザイン(フェルトのステーショナリー作り)体験
フェルトの特性を体感し、ペンホルダーとメモカバーを制作。
■工芸デザイン(扇子)体験
日本画の技法を用いて扇面地紙に絵を描く体験。
■工芸デザイン(金属工芸)体験
金属の基礎加工を学びストラップやペーパーナイフを制作。
■工芸デザイン(和紙工芸)体験
ハガキの紙漉き体験と紙衣を使って小銭入れを制作。
■工芸デザイン(竹工芸)体験
竹の材料作りの仕上げを体験し、竹のコースターを制作。
体験終了後、最後に工芸デザインコースの安藤教授より終了挨拶を行いました。
大阪市立工芸高校の生徒の皆さん、ご参加ありがとうございました。