本学と京都府福知山市との間に締結された「文化芸術振興協定」に基づき、2014年11月15日(土)に第5回目の丹波漆植栽地保全活動(社会活動Ⅱ)が実施されました。この授業は8月25日(月)・26日(火)に実施された第2回目・第3回目で行った漆の生産現場における保全作業の手伝い作業や、日本産漆の精製についての研修を受けた経験をもとに、NPO法人丹波漆主催の漆苗木植栽イベント「うえるかむまつり」1日目の研修会にて、本学の伝統工芸コースの漆芸専攻・木工専攻や文化財修理コースの学生が発表いたしました。
「社会活動Ⅱ 丹波漆植栽地保全活動について」「国産漆の精製」の2題についてスライド資料を使いながら発表し、他にパネルディスカッション「漆の未来を語る」に計3名の学生がパネラーとして参加、各々の専攻・実習内容や今後の国産漆との関わり方について発表いたしました。
「うえるかむまつり」会場には一般の参加者約40名程が聴者として来会されており、発表者である学生も、緊張からか流暢に発表ができなかった場面も多少は見られましたが、準備の成果は発揮できたようです。普段の実習では経験できない、人前で話すことを通じ経験値を多少は向上させれれたのではないかと思います。
成果発表のリハーサルや事前打ち合わせをする学生たち
第1班 社会活動Ⅱ 丹波漆植栽地保全活動についての報告
第2班 国産漆の精製についての報告
パネルディスカッション「漆の未来を語る」の様子