本日、2限目に和紙デザイナーの堀木エリ子客員教授による特別講演「伝統素材の新たな可能性に挑戦~進化する和紙」、3限目に漆芸家で人間国宝の室瀬和美客員教授による特別講演「日本における漆文化」を開講しました。
2限目。堀木先生からは、たくさんの壁にぶち当たっても、1300年の伝統も尊重しつつ、伝統の技や道具を活かして新しい価値を見出す数々のエピソードとそこから生まれた美しい作品の数々に、学生達はとても良い刺激を受けた様子でした。
3限目、漆芸家で人間国宝の室瀬先生からは「人に学び、物に学び、自然に学ぶ」をテーマに、昔の材料や道具の貴重な資料を見せていだきながら、”物”が持つ情報をどのようにして知っていくのか、また、広い範囲で伝統とは、工芸とは、という命題についての室瀬先生なりの解釈など、多くのことを学生に教えていただきました。
また、お二方それぞれから出た「伝統」という言葉の解釈がそれぞれ似ていることが印象的でした。