「第59回日本クラフト展」に美術工芸学科工芸領域・漆芸の遠藤公誉講師の作品『はねのように』が入選しました。
<作品について>
遠藤公誉『はねのように』
(幅660mm × 奥行180mm × 高さ50mm)
茶道具制作に用いられる京漆器の技法の一つであり和紙の風合いを特徴とした「一閑塗」。
和紙と漆の質感を現代の生活の中に生かすことを思い、羽形の盛器を制作しました。
器の胎は和紙を漆で貼り重ねる「貼り抜き」の技法で制作。
器全体には黒漆を摺り込み色を付け、予め和紙を貼り凹凸をつけた模様部分には黒漆を刷毛塗りし、質感の差を表しました。羽の軸部分は白蝶貝をあしらっています。
本作品は2020年1月6日(月)~14日(火)の間、第59回日本クラフト展会場の東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)にて展示される予定です。
第59回日本クラフト展: http://www.craft.or.jp/home/craft59.html