建築学研究科
Graduate School of Architecture
歴史都市・京都に根差しつつ、
現代のグローバル社会を視野に入れた個性豊かな研究を実践
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理論的な知識・能力を実務に応用できる力を育成
本大学院は「高度な専門的知識・能力をもつ高度専門職業人」(『新時代の大学院教育』中央教育審議会)の養成を主要な目的として設置しています。
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領域を横断し、既存の型にとらわれない研究指導
日本の歴史文化の修得理解を促す芸術科目や建築の現地調査・視察の機会を豊富に設け、建築デザインや施工、文化財の保存修復など建築関連のものづくり世界で幅広く活躍できる力を高める教育、研究指導を提供しています。
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国際的な活躍を視野に入れたArchitect教育
5年以上の大学教育が必要とされる国際水準のArchitect教育に対応することを目指し、学部・大学院の連携による6年一貫教育体制を整備しています。
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実務経験者に対しても開かれた専門教育
学部卒業後実務に就いた方が更なる専門教育を修め、高度専門職業人として再び社会で活躍できるよう支援しています。
講義・演習
Lectures and Seminars
開講科目
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芸術科目
美術工芸特論、インテリアデザイン特論、都市環境と芸術、工芸とデザイン
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専門特論科目
伝統建築特論I・II、建築計画特論I・II、建築設計特論I・II
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専門研究科目
建築デザイン特別演習I・II、建築学特別研究I・II、インターンシップI・II
Feature 01
工芸とデザイン
日本の近代化の過程のなかで相互に関係しつつ発展してきた工芸とデザインの基礎概念について、具体的な作例や事例を概観しながら考える。同時に、それらを歴史と分野を横断する連続的な事象と捉えて、現代の工芸とデザインにおける相互関係の可能性について検討する。
Feature 02
伝統建築特論I・II
(I)伝統建築が残る生活空間の現代的再編・再生を目的としたまちづくり(コミュニティデザイン)に関する知識の習得と高度な理論の構築を目指す。
(II)伝統建築について、代表的な様式に関する知識を修得し、建築技術を思想や社会制度なども含む様々な面から捉え、高度な理論の構築を目指す。
Feature 03
建築デザイン特別演習I・II
都市・地域の建築課題を通して、設計条件分析や発想・概念のまとめ方の検討、機能・空間の構成法と形態化に取り組み、課題解決のための高度な知識とデザイン力を養う。
Pick up!
海外の大学との交流授業
2022年度はNUS(シンガポール国立大学大学院)と交流することになり、オンラインによる相互プレゼンテーション、NUSの学生・教員が来日してワークショップとフィールドワークを行い、成果を共有しました。2023年度以降も継続して連携研究を続けています。今後、他大学との連携も予定されています。
修士研究
Thesis
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【設計】新開 章敬( 2021 年度修了)
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【設計】邊見 桃子( 2021 年度修了)
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【設計】波多 大成( 2022 年度修了) 優秀賞(設計)
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【論文】大平七海(2022年度修了)優秀賞(論文)
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【設計】青木 遥( 2023 年度修了) 2023年度修士研究 優秀賞(設計)
学位論文に係る評価の基準等
学生の声
Student’s Voice
青木 遥 さん
建築学研究科 3期生(2023年度修了)
四天王寺羽曳丘高等学校[現:四天王寺東高等学校](大阪府)出身
[取得資格]
二級建築士、木造建築士、アソシエイト・インテリアプランナー、色彩検定2級
[就職先]株式会社ファブリックスケープ
優しい建築「布建築」の実現を目指して
ファッションや建築に興味がありKYOBIの建築学部に入学。学部の設計課題を通して継続力や集中力など社会で必要になる精神力を身に付けられましたが、もう少し建築や自分自身と向き合う時間が欲しいと思って大学院に進学しました。大学院では海外の方と交流する授業もあり、視野が広がる刺激的な学びを得られました。 修士研究では布を使った建築の設計をテーマに取り組み、布の柔軟さが外世界との距離を保つ優しい建築を目指し、街中に存在する休憩スペースを計画しました。修了後も就職先で、布が人の心理をどう変化させることができるのかを実践的に学び、人々の生きづらさを少しでも和らげ、自分自身にも優しくなれるような建築を実際に作りたいと思っています。
資格
Qualifications
在学中に一級建築士合格をめざせる
対策講座を受講できます。
希望者を対象に、大学院1年次から一級建築士の受験対策講座を開講し、最短合格をめざすことができます。二級建築士合格者に対しては、その講座の授業料52万円が全額給付される奨励金制度を利用できる特典もあります。
大手企業の研究開発職や設計職への就職にも大学院卒(修士)が有利です。さらに、一級建築士の資格を取得すれば、就職だけでなく、その後のキャリアアップにも優位に立てることが見込まれます。
大学院担当教員
Research Supervisor
- 髙田 光雄 教授
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京都大学博士(工学)・一級建築士
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建築計画(住まい・まちづくり、リノベーション)
- 井上 晋一 教授
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京都大学博士(工学)・一級建築士
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建築計画(集合住宅設計、建築心理、空間構成)
- 岸 和郎 特任教授
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京都大学修士(工学)/一級建築士
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建築デザイン(建築設計、建築論)
- 大上 直樹 特任教授
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大阪市立大学博士(学術)・一級建築士
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伝統建築(日本建築技術史、伝統建築保存修理)
- 種村 俊昭 特任教授
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大阪市立大学博士(工学)・一級建築士
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建築デザイン(アーバンデザイン、福祉住環境)
- 小梶 吉隆 特任教授
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京都市立芸術大学学士(美術)・一級建築士
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建築デザイン (インテリアデザイン、 建築設計)
- 山内 貴博 教授
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東京藝術大学博士(美術)・一級建築士
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建築デザイン(ランドスケープデザイン、景観)
- 安田 光男 教授
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京都工芸繊維大学博士(学術)・一級建築士
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建築デザイン(建築設計、インテリアデザイン)
- 森重 幸子 教授
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京都大学博士(工学)・一級建築士
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建築計画(町家・細街路再生、住宅設計)
- 生川 慶一郎 教授
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大阪大学博士(工学)・一級建築士
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建築計画(建築企画、リノベーション)
- 新海 俊一 教授
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東京大学博士(工学)・一級建築士
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空間デザイン(環境デザイン、都市解析)
- 宮内 智久 教授
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ハーバード大学修士(建築学)・一級建築士
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建築デザイン(建築設計、キュレーション)
- 井上 年和 准教授
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京都大学修士(工学)・一級建築士
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伝統建築(伝統建築保存修理、街並保全)
- 江本 弘 准教授
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東京大学博士(工学)・一級建築士
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伝統建築(世界建築史、アーカイブズ)
- 岡 達也 准教授
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京都工芸繊維大学博士(学術)
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美術工芸(近代デザイン史、工芸、図案)
- 白鳥 洋子 准教授
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東京大学博士(工学)・一級建築士
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建築デザイン (西洋建築歴史意匠、 都市デザイン)
- 根來 宏典 准教授
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日本大学博士(工学)・一級建築士
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建築デザイン(住宅設計、居住空間デザイン)
- 人見 将敏 准教授
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早稲田大学博士(建築学)・一級建築士
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建築デザイン(近代建築史、意匠論)
- 新谷 謙一郎 講師
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京都大学博士(工学)
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建築デザイン(建築構造、数理解析)
- 杉本 直子 講師
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京都府立大学博士(学術)・一級建築士
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建築計画 (建築設計、 住文化)
- 砂川 晴彦 講師
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東京理科大学博士(工学)
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伝統建築 (日本建築史、 住文化)